宮城県
募集終了
契約期間:3ヶ月
特産海藻の周年陸上養殖実現に向けた、事業戦略構築をサポートできる方募集!
株式会社阿部伊組
このプロジェクトは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。
特産海藻の周年陸上養殖実現に向けた、事業戦略構築をサポートできる方募集!
自己紹介と事業紹介
当社は、創立90年以上の歴史を持ち、現在の株式会社に法人化してから67年を迎える総合建設会社です。
地域とともに豊かなまちづくりを提案し、時代をリードしていく企業を目指しています。
主として漁港関係の土木事業を中心に取り組んでいますが、時代の変化に合わせながら「介護リース事業」や「風力発電事業」なども手掛けております。
東日本大震災後は、企業様の施設建設工事や防潮堤・漁港の復旧にも努めています。
一方で、震災復旧のインフラ整備が一巡する数年後には建設需要の激減が予想され、同時に地域として「経済的にも自立したまちをどのようにつくっていくのか」という課題が持ち上がります。これは自社が直面する大きな課題でもあります。
地域経済の活性化には、産業創出が不可欠です。本プロジェクトは、建設業の強みを活かして基幹産業である水産業を成長産業へと転換し、新しい水産業の在り方を示す革新的な取り組みを目指します。
副業人材を募集する理由
わたしは事業承継をきっかけに地元・南三陸町へUターンし、家業である土木建築業へ入社しました。
このまちは、東日本大震災の甚大な被害を受けましたが、ハード面のインフラは徐々に復旧しております。これからの課題は、まちが自立していくための経済活動を活性化していくことです。そのためには、基幹産業である水産業の復興こそが、自立したまちを生み出すキードライバーだと考えています。
南三陸町は、多種多様な海産物が水揚げされ、それを起点とした食品加工業や海の幸を名物とした観光業が基幹産業になっています。
かつて世界でも屈指の水産市場を保有していた日本ですが、今ではその勢いは無く、水産業は衰退産業と認知されるようになってしまいました。私たちの町においては、震災の影響もあり、漁業や水産加工業の担い手の数も減り、生産額も回復するには至っていません。
このままでは、この先に水産業の未来はなく、それは、まちの未来についても同じことが言えるのです。
ですが、わたしは悲観しているわけではありません。一次産業には生産性を上げられる可能性がまだあります。とりわけ、流通量が少なく希少性の高い魚介類の養殖は大きな可能性があります。建設業の強みを活かし、環境にも配慮した施設養殖技術を確立することで、衰退産業から成長産業へと転換させるイノベーションは不可能ではないと考えています。
今回のプロジェクトでは、検討の第1弾として、マツモという海藻に着目し市場性と事業可能性を模索したいと思っています。
土木業界とは縁のない世界で仕事をしてきたわたしは、Uターンして間もなく、この先の地方建設業の限界と可能性に気づきました。
地域を豊かにするためには、これまで通りの受注してモノを作るだけのビジネスモデルでは立ち行きません。自分たちの手で、必要とされるものを作り、運用していくことこそが地方の建設業に必要なことだと考えています。
建設事業を中心に取り組んできた当社にとって、陸上養殖の事業は全く新しい取り組みです。
そこで一緒に考え並走してくれるパートナーをわれわれは必要としています。
ぜひ、みなさんの持つスキルを地域で活かしてみませんか?
具体的な業務内容
マツモを初期の題材として、陸上養殖に取り組んでいくために必要な事業戦略構築のサポートを担当していただきます。
業務範囲は、陸上養殖に向けた生産技術の検討から建設費の見積もり、市場調査など多岐にわたります。
三陸特産の海藻を活用した産業創出に一緒にチャレンジして頂ける方を募集します。
一次産業の中では、一足早く農業分野において、植物工場のようにIoTなどのICT技術を取り入れたスマート農業が盛んにおこなわれています。
水産業の世界でも、マグロ、サーモン、海ぶどうなどの陸上養殖化は国内でも成功事例として挙げられています。しかしながら、低水温を好み、料亭などで季節ものとして珍重されるマツモの陸上養殖事例はまだありません。低エネルギー・低コストの環境配慮型生産体制を確立することで、他の魚介類の養殖への可能性も出てきます。東北発の新規事業開発案件に是非一緒に取り組んでみませんか?
私たちがつくりたい社会/未来
「このまちを担う次の世代に何を残せるだろうか?」
地元にUターンしてからずっとそのことを考えていました。
震災の復旧工事に携わりながら、いまわれわれが作っているモノ、守ろうとしているモノは何の為だろうかと自分に問いかけることがあります。
皮肉なことに震災をきっかけに、まちの豊かな自然や地域の営みに改めて関心を持つようになったのですが、誰のためにそれを残したいのかといえば、次の世代を担う子どもたちという答えになりました。
このまちの素晴らしい自然資源を保全し、活用しながら、地域の営みが続いていく再生産の姿が50年後、100年後もあってほしいと願っています。
地域と約1世紀近いあいだ、ともに成長してきた企業であるからこそ、この先に残すべきモノを再定義し、創り続けていきたいと思います。
募集要項
事業のテーマ | 地域活性化・まちづくり農林水産(6次産業) |
---|---|
職種 | リサーチ・コンサルティング経営企画 |
契約期間 | 3ヶ月 |
期待すること | 陸上養殖の事業戦略を構築し、実行の意思決定ができる段階まで。 特に、①陸上養殖の基本的なコンセプトデザインと生産システムの検討および建設コストの試算、②市場機会の発見を、事業戦略構築の中核業務として期待しています。 |
募集する人材像、スキル | ・ゼロからイチを生み出すことにワクワクする方 ・一次産業の新規事業立ち上げに関わりたい方 ・企業に対するコンサルティングの経験がある方 |
勤務スタイル | 月に2回程度のミーティング(オンライン/オフライン) ※業務開始後に一度現地を訪問していただきます |
赴任交通費 | 企業負担 |
謝礼 | 5万円 ※事業進捗具合と成果の度合いによっては応相談 |
マッチングプロセス | ・履歴書、職務経歴書、自己PRの送付 ・一次面談(ESCCAが担当します) ・最終面談(阿部伊組が担当します) |
メッセージ
取締役
阿部 将己
このまちは、東日本大震災の甚大な被害を受けましたが、それでも立ち上がる力が此処にはあります。
一度は何もかも失った南三陸町に、みんながワクワクするような未来をわたしたちと一緒に考えてみませんか?
本プロジェクトは既存事業の改善策ではなく、全く新しいものを生むZero to Oneがテーマです。
基幹産業である水産業を成長産業へと転換していくための次世代に残る産業創出を行います。
プロジェクトのパートナーとして、我々と共に汗をかきましょう!
[PROFILE]
1985年生まれ。南三陸町出身。
自然への強い関心から環境化学を専攻し、環境学修士を修了。その後、化学商社で建築材料の営業を約7年経験。2017年にUターンし、家業である同社に入社。翌年、経営大学院に入学。経営学を学びながら、この先の新事業の立上げを目指しています。
企業・団体概要
設立:1951年(創設)
代表者名:阿部隆
従業員数:55名
資本金:30,000,000円
事業内容:
豊かなまちづくりで夢と感動を創造します
・港湾工事を主とした土木業
・公共物件、企業の建築工事
・不動産事業
業種:建設業
事業規模:11〜50名
創業からの年数:51年以上
住所:宮城県本吉郡南三陸町歌津字港175-2
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