福島県
募集終了
契約期間:3ヶ月
【フクシマックス】小高での挑戦を加速させよ!不動産活用を通して、まちづくりのアップデートを行うパートナー募集!
株式会社小高ワーカーズベース
このプロジェクトは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。
小高でプレイヤーの発掘・育成などに取り組む中で課題となっている、彼らの事業や生活拠点の確保に向けて、遊休不動産を軸に事業承継などを掛け合わせた総合的な事業支援の仕組みを共に作りませんか?
自己紹介と事業紹介

東日本大震災および原発事故により避難を余儀なくされた福島県南相馬市小高区。原発から20㎞以内の避難区域にあり、5年4か月間、住民ゼロを経験しました。
課題はまだまだ多いですが、「課題の分だけ取り組むべきテーマがある。」「参画する機会もあるのではないか。」という思いから、2014年5月に避難区域初となるコワーキングスペース「小高ワーカーズベース」をオープンし、同年11月に「地域の100の課題から100のビジネスを創造する会社」として、株式会社小高ワーカーズベースを設立しました。
震災前は1.2万人だった小高区の人口は現在約3,800人。ここ以外でも、避難区域だった地域では、震災直後に休業し、廃業しないまま10年超が経過してしまった事業者も少なくありません。一方で、この地に機会を見出し、新しいチャレンジのフィールドをして選んだ人が多いのも確かです。
約3,800の人口のうち、約700人が震災後の移住者であり、特に若い世代が集まっています。実際に、2021年から始まった29歳以下の事業創出プログラム(https://nasa-pj.jp/)にも約150名が参加。起業以外にも、継続した関りを探っています。
副業人材を募集する理由

前記したように、挑戦者が集まる一方で、空き店舗や住宅が圧倒的に足りていないという課題があり、彼らが住宅や活動の拠点を探すことがとても困難な状況に陥っています。
長い避難生活により、他地域に生活や仕事の拠点を設けた方でも、先祖代々守ってきた家屋、それも大切な仏壇のある家を貸すことが難しい。事業を再開か廃業かを決めかねている中で他人に委ねることが難しいなど、さまざまな事情を抱えている人がいます。とはいえ、未来を創りたいと集まる若者に対して、この町が人の受入れが難しい環境を作り出してしまっています。
そこで、小高ワーカーズベースとして、遊休不動産活用と事業継承の課題に切り込んでいきたいと考えていますが、これらの事業を推進するにあたり、知識や経験が乏しい状態です。そのため、副業で私たちに力を貸して頂き、共に挑戦するパートナーを募集します。
地域の未来にとってのストーリーなど、意味付けを一緒に考えるところから始めたいと思いますので、単なる物件運用だけではなく、まちづくりやエリアブランディングを通した地域課題解決に関心がある人に、事業をつくるかなり上流部分から関わってもらい、一緒にこの分野を切り拓いていきたいと思っています。
具体的な業務内容

最初は誘致している起業家や移住希望者に、自分たちが管理する物件に入居していただき、徐々に範囲を広げていくことを考えています。将来的には、ワンブロックくらいを面的にマネジメントできればと考えています。
前記した震災の影響で特殊な事情がある方に対しても、どのようにすれば、活用していただけるか。そこから一緒に考えてもらい、以下のステップで事業を進めていきたいと思っています。
1)地域の事情を知る
小高ワーカーズベースの事業の理解を深めながら、どういう町をつくりたいか、どんな人がどんな暮らしをするための不動産なのか、地域の人達や起業家たちにヒアリングし、資料を作成します。
2)持続可能な不動産の運用方法を考える
現在、不動産や事業承継等、他地域での先進事例から学び、意見交換を始めていますので、そこに参加してもらいます。
また、既存の小高パイオニアヴィレッジを運用しながら、一緒に、利益がでて持続可能な不動産の運用方法を考え、事業計画に落とし込んでいきます。
3)地域でいくつかの物件を購入もしくは借受ける
不動産のストーリーを軸に、現地でいくつかの物件を買う/借りる際の内覧や物件獲得時の手続きをすすめます。
4)運用をスタートさせる
新しい拠点の運用を始めます。
私たちがつくりたい社会/未来
これまで、この地域が住民ゼロの時期から、自ら複数の事業を興し、そして事業を作っていきたいという若者たちを発掘育成してきました。地域の遊休資産を活用し、地域の挑戦者がより安心して事業を加速できる環境づくりを行い、総合的な創業支援を確立できないかと考えています。
100の課題から100のビジネスを創出する。それは地域で生業を持ち、事業を興すことが当たり前な風土をつくることであり、事業を通して課題解決や地域づくりに貢献したいと思っています。自分たちの手ではどうにもできないと行政や一部の企業に頼り切るのではなく、「自分たちでも今を変えていける、未来を創り出していける」そんな手触り感ある地域をつくること。そして、1000人を雇用する1社に依存した地域ではなく、10人を雇用する100社が躍動する地域を実現することが、この地域に暮らす人々にとってとても重要なことだと考えているからです。震災や避難生活を経験し、この力こそが、今後、何があっても再び立ち上がれる、地域のレジリエンスを高めていくことにつながると、信じています。
募集要項
事業のテーマ | 地域活性化・まちづくり被災地復興 |
---|---|
職種 | 事務局(総合業務)経営企画 |
契約期間 | 3ヶ月 |
期待すること | 具体的な業務内容の欄にある通り、 1)地域の事情を知り、2)持続可能な不動産の運用方法を考え、3)地域でいくつかの物件を購入もしくは借受け、4)運用をスタートさせる という流れで事業を進めていきます。 期間中、まずは既存の小高パイオニアヴィレッジの運用にも関わっていただきますが、1件は他に新しい拠点を設け、運用を開始させたいと思っています。 移住者や新しく事業を始めようとしている人たちにとって、不動産の課題があるのは確かです。とはいえ、その課題を解決する仕組みをつくる時に、何が事業の柱になるか、その可能性を探っていく所から一緒につくっていくことになります。 ある意味、既存のやり方とは違う、不動産の仕組みをハックする、そんな新しいチャレンジになるかもしれません。 ここでの知見を近隣の市町村はじめ、他地域の課題解決にも活かすことができればと思っています。 |
募集する人材像、スキル | 宅建や建築士など専門性のある方。 単なる物件運用ではなく、不動産を通して新しいまちづくりに関わってみたい方。 |
勤務スタイル | 基本はリモートで作業・ミーティングを行う。 週8時間程度。隔週で1時間の定例ミーティング。 |
赴任交通費 | 企業負担 |
謝礼 | 月額5万円 現地訪問時の交通費は受入先払い 宿泊費はパイオニアビレッジに宿泊の場合には受入企業側が負担(それ以外に宿泊を希望する場合には自己負担ください) |
マッチングプロセス | 本プロジェクトは、福島相双復興推進機構 福島県内 12 市町村における兼業・副業を通じた起業家創出モデル実証事業の一環で、運営事務局のNPO法人ETIC.が募集およびコーディネートをしています。 フクシマックスは、福島県内12市町村の経営者の新規事業に副業として関わりながら、将来的に福島県で起業する力を身につける実践型のプログラムです。 応募前に必ず公式サイトをご覧ください。 ▷HP:https://yosomon.jp/fukushimax ▷6分で分かる!フクシマックス:https://youtu.be/AXEcFIEgTSY 【マッチングまでのプロセス】 1.公式サイトの確認 参加必須スケジュールのご確認は公式サイトよりお願い致します。 2.本ページから申し込む 「この求人に申し込む」ボタンよりエントリーください。※併願不可 3.書類選考 エントリー内容より、書類選考をさせて頂きます。 選考結果はメールにてお伝えいたします。 4.事務局面談(Zoomを使用) 事務局ETIC.との面談を実施します。 エントリーの経緯などをお聞かせいただきます。 5.担当コーディネーター面談(Zoomを使用) 各企業の担当コーディネーターと面談を実施します。 6.企業面接(Zoomを使用) 受入れ企業との面接を実施します。ご自身のPRの場としてご活用ください。※後日、合否のご連絡をさせて頂きます。 7.契約に向けた最終打合せ 契約内容等の摺合せを行います。2022年11月〜2023年3月が業務委託契約期間です。 |
地域コーディネーターからのメッセージ

NPO法人ETIC./押切真千亜
生き方・働き方も自由になり、意思を持って願えば、つくる側にまわれることも多くなりました。このプログラムを通して、どんなに小さなチャレンジでもいいので、何か一つ、一緒に形にできたらと思っています。楽しみにしています!
メッセージ
代表取締役
和田智行
私たちは、原発事故により一度は無人となってしまった地域こそ、ゼロベースから新しい価値観や仕組みを生み出したり持ち込んだりしやすい「現代日本のフロンティア」であると考えています。そして、私たちが拠点を置いている南相馬市小高区には、その考え方に共感した起業家や若者が集まり、それまでの地域に存在しなかった事業やチャレンジが生まれています。そんな仲間たちともに、フロンティアの開拓を楽しんでいただける方のご応募をお待ちしております!
[PROFILE]
2011年、原発事故により自宅が避難指示区域となり約6年間の避難生活を送る。2014年、(株)小高ワーカーズベースを創業。「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」をミッションに掲げ、避難指示区域内に多様な事業を創出する。
企業・団体概要
設立:2014年11月13日
代表者名:和田智行
従業員数:17名(うち正社員9名)
資本金:2,500,000円
売上高:80,720,944円(2021年度)
事業内容:
簡易宿所付コワーキングスペース「小高パイオニアヴィレッジ」の管理運営
ガラス製品の製造・販売
起業型地域おこし協力隊「Next CommonsLab 南相馬」事務局の管理運営
コワーキングスペース「NARU」の管理運営
その他委託事業
業種:サービス業、小売業
事業規模:11〜50名
創業からの年数:2〜10年
WEB:https://owb.jp
住所:福島県南相馬市小高区本町1-87 小高パイオニアヴィレッジ
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