福島県
募集終了
契約期間:3ヶ月
【フクシマックス】動物が人やその他自然(地球含む)と生き生きと共栄できるエコ暮らしのモデルを築きたい
もーもーガーデン (一般社団法人ふるさとと心を守る友の会)
このプロジェクトは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。
地方に移住し、動物との共生を望む個人に向けた、トータル支援サービスの立ち上げを一緒に進めていただける方を募集!
自己紹介と事業紹介


私、代表の谷はイギリスの大学院を卒業後、公共、民間、ソーシャルセクターまで幅広い分野で仕事を経験してきました。子供のころからずっと都市部に住み、自然とは縁遠い生活を続けていました。体調を崩し精力的には働けない悩みも抱えていました。
福島県で現在の活動を始めたきっかけは2011年3月の東日本大震災。震災当時、東京都内でテレビで家畜の牛や馬が亡くなっている姿を見ました。東京電力福島第一原子力発電所の事故によって全町民が避難し、家畜が取り残されているのを知り、いてもたってもいられず行動に。全国の支援と被災地の困っている畜産農家をつなごうと、ブログを開設して情報発信を始めました。現地の家畜関連のニュースを編集した情報や行政の発表をまとめて発信しているうち、被災地の畜産農家から「牛を助けてくれ。現場を見にきてくれ」とSOSの声が届いたのが福島県を訪れる始まりでした。
私は2011年夏、畜産や動物の知識も無いまま南相馬市や富岡町などに足を運び、行政や畜産農家の悲痛の声を聞きました。当時避難区域での牧場に立ち入りできたのは2時間。瀕死の牛に水を飲ませようと農家たちと懸命にバケツリレーしても全く足らず、餓死したり、小屋の中の糞まみれのプールで生き埋めになった牛の姿も目の当たりにしました。毎週のように福島に足を運んでこうした現場を見ているうち、動物を生かすためには仕組みを変える必要があるという思いが芽生えていきました。同年末にはインターネットで専門家にアプローチし、小屋にいる牛を柵内放牧して自由に生かすことができるのを知るなどし、漠然とした想いを具体的な形にしていきました。
そこで私は2012年に法人化。草食動物を荒れた農地に放牧することで草刈りや糞の栄養で土壌の改良につながるのを突き止め、避難区域に取り残された被災牛を保護して荒廃化の防止と農地の再生に取り組んできました。事業を始めてから10年間で大熊町内の8.5ヘクタールを保全してきました。保全した土地は電気やガスといったインフラが復旧していない帰還困難区域で、そういった環境下で牛が自力で給餌給水し排泄物を土壌還元する完全オフグリッドで再生できた実績は、全国の耕作放棄地や荒廃農地の活用のモデルになると自信を持っています。2018年には牛糞を利用して作物を育てる循環の仕組みをつくり、野菜や牧草を育てることに成功しました。2020年にはこの仕組みを栃木県那須町でも導入してもらい、翌年には耕作放棄地を見事復活させ、作物も多数栽培しました。
こうしたこれまでの取り組みは、国内外の新聞・テレビ・雑誌のみならず、海外からも取材を受けました。また、日本トルコ文化交流会が主催する「日本復興の光賞」大賞も受賞しました。現在は世界初のアプローチで、研究機関と連携し温室効果ガスの削減効果を調査する準備を進めています。私は当会のモデルが地球の未来の暮らし方としても最先端の一つになると確信しています。
副業人材を募集する理由

◆新事業への挑戦
当会には「耕作放棄地を解消したい」「移住して動物と共生したい」「循環型の農業を始めたい」「安心安全な作物を食べたい」といった声が多数寄せられています。ですが、離れた地域におり自らでは実施できなかったり、動物を健康に飼うノウハウが無かったり、野生動物と棲み分ける方法が分からなかったり、再生農業を始める仕組みが整っていなかったり、うまく自然や農村暮らしに溶け込めるか等に不安な声もあります。
都市部での生活よりも、動物と一緒に地方の自然の中で暮らしたい人々に、どうすれば実現できるか、移住後も安心してもらえる「暮らしのサポート」をしたいと思うようになりました。
これまでは動物と自然に触れ合う体験型の短期間受け入れには取り組んでいましたが、これからは「移住」に発展させたいと考えています。
「動物共栄楽農防災エコモデル(長!)」と銘打ち、動物との共存共栄のパッケージモデルを作りたいです。
これを実現させるに、動物との共生を望む移住者が、再生農業で生計をたてられるようになるまでの一連のサポートを仕組みに落とし込みたいと考えています。
具体的な業務内容

目指したい事業は下記の通り、多くの方との関わりがあります。持続可能な事業にするために、さまざまなキャッシュポイントを考えていただき、ビジネスモデルの構築ができればと思います。
A:人(里)と野生動物(山)との間にカウベルト(緩衝地帯)を作ることによる人や農作物への被害軽減
B:耕作放棄地所有者
C:エコ作物消費者
D:観光客
E:移住者
F:炭素クレジット(企業)
私たちがつくりたい社会/未来

人間と動物と自然が共存共栄できる未来をつくりたいです。自然の中での動物とともにエコに生きる生活は、都会の生活に疲れたり、様々な不安を抱えたり、ハンディを抱えたり引きこもったりして悩んでいる人も生きがいを感じて幸せになれると思います。さらに耕作放棄地を再生でき、炭素の排出も削減できて地球環境の保全にもつながります。また砂漠になった土地も糞などの施肥と適切な放牧方法によって緑を復活させることができるとされ、実際に弊会敷地の土砂崩れ後の砂地でも効果を実証できたため、劣化した土地を再生させたい気持ちもあります。世界最先端のSDGs(持続可能な開発目標)の実践地としても自信を持っています。この取り組みを世界にも向けて実践していきたいです。
募集要項
事業のテーマ | 環境・自然・エコロジー被災地復興 |
---|---|
職種 | 企画・商品開発・クリエイティブ |
契約期間 | 3ヶ月 |
期待すること | 机上の構想でなく、実現可能な実行計画(採算の取れる計画と具体的な展開方法)まで落とし込んでいただきます。 |
募集する人材像、スキル | 多層的な分析から最も効率的な収益モデル、実施手順を完成させるまで責任感を持ってやりとげられる方 リサーチ、企画、経営計画が得意な方(経営センスのある方) ミッション達成のための努力を厭わない方 素直で誠実な方 社内外とのコミュニケーションを取れる方 相手の立場に立って考え、行動できる方 その他社会人として必要な資質を持つ方 |
勤務スタイル | 11月のキックオフ時に現地訪問をしていただき、その後は遠隔にて月に4回程度のミーティング実施を想定しています。(基本的に夜間) |
赴任交通費 | 企業負担 |
謝礼 | 月額3万円(スキルやご経験により相談) |
マッチングプロセス | 本プロジェクトは、福島相双復興推進機構 福島県内 12 市町村における兼業・副業を通じた起業家創出モデル実証事業の一環で、運営事務局のNPO法人ETIC.が募集およびコーディネートをしています。 フクシマックスは、福島県内12市町村の経営者の新規事業に副業として関わりながら、将来的に福島県で起業する力を身につける実践型のプログラムです。 応募前に必ず公式サイトをご覧ください。 ▷HP:https://yosomon.jp/fukushimax ▷6分で分かる!フクシマックス:https://youtu.be/AXEcFIEgTSY 【マッチングまでのプロセス】 1.公式サイトの確認 参加必須スケジュールのご確認は公式サイトよりお願い致します。 2.本ページから申し込む 「この求人に申し込む」ボタンよりエントリーください。※併願不可 3.書類選考 エントリー内容より、書類選考をさせて頂きます。 選考結果はメールにてお伝えいたします。 4.事務局面談(Zoomを使用) 事務局ETIC.との面談を実施します。 エントリーの経緯などをお聞かせいただきます。 5.担当コーディネーター面談(Zoomを使用) 各企業の担当コーディネーターと面談を実施します。 6.企業面接(Zoomを使用) 受入れ企業との面接を実施します。ご自身のPRの場としてご活用ください。※後日、合否のご連絡をさせて頂きます。 7.契約に向けた最終打合せ 契約内容等の摺合せを行います。2022年11月〜2023年3月が業務委託契約期間です。 |
地域コーディネーターからのメッセージ

一般社団法人TATAKIAGE Japan/小野寺 孝晃
代表の谷さんは、福島第一原発のある大熊町で10年以上事業を進めてきました。これまでたくさんの話を伺ってますが、複雑な地域で、厳しい環境の中で進めてこられた事業家です。
今回は、谷さんのこれまでの知見やビジョンを事業化に向けて協力してくれる方の募集となっております。ご応募、お待ちしております!
メッセージ
代表理事
谷 咲月
動物に特に強い関心もありませんでしたが、今は自然の中で動物と一緒にのびのび生きることができるのはこんなに幸せだったのかと毎日感じています。動物に関心の無い方でも、それぞれに好きなこと得意なことで協力し合う形でご参加いただけます。機械化や効率化が難しい中山間地域の農地を再生させ、地域や国や地球を守る。関係人口と住民の方も、共存共栄できるところがここからスタートして全国あちらこちらに広がるためのプロジェクトになります。時間や体やハンディや抱えている存在にも合わせてそれぞれ役割を担えると思っています。大都会や中核都市への人口の流入はしばらくは止まらないかと思いますが、コンパクトシティ以外の選択肢として、食や環境や国土を守りながら、健康的で経済的に、レジリエンスも高く、持続可能な暮らしを築いていきたい方、お待ちしています。
[PROFILE]
静岡県出身。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業後、イギリスの大学院で国際問題の分析や倫理を学ぶ。コースワーク修了後事故に遭い、帰国。通院しながら卒業したものの、回復しなかったため短期契約で様々な企業で働く。福島で活動を始めた当初は、体力面に加え、「非農業従事者・女性・よそ者・若者・馬鹿者」という「ハンディ」だらけで、また身体障害まで負いましたが、現在はそれらを活かした形にシフトし、全ての人が、どのような特性を持っていても、どこからでも参加できるように仕組み化してきました。まだまだ発展途上ですが、より永続的に幸せな形を築けるよう奮闘しています。
企業・団体概要
設立:2012年8月9日
代表者名:谷 咲月
従業員数:1
事業内容:
家畜の習性を活用した農地保全
業種:農業、環境保護
事業規模:10名以内
創業からの年数:2〜10年
WEB:https://moomowgarden.or.jp
住所:いわき市平白銀町2-10タタキアゲベース217
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